プロファイラーアンプKemperって何ができるの?どんな人に向いてる?Fractal、Helixとの違いは?

2011年にドイツで発売されたKemper Profiler(以下Kemper)

今回は今やギタリストの定番アンプになっているKemper について解説していきます。

Kemperとはどういうものなのか?という基本的な内容が中心です。

よく比較されるFractalやHelixとの比較なども行いますので、購入前などの参考にしてください。

この記事でわかること : Kemperで出来ること。特徴やメリット、デメリット。他社製品との比較。

どんな人が読むべき? : Kemperの購入を検討している方

目次

Kemperの種類

Kemperには以下のような種類があります。

・ヘッド型…アンプヘッドのような形

・ラック式…ラックマウント用

・Stage…足元に置くマルチエフェクターのような形

機能面での差はなく上記全ての種類でできることは同じです。

さらにヘッド型とラック型には以下の2種類があります。

ここでは機能面での差がありますのでご注意ください。

・パワーアンプ搭載型…キャビネットに繋ぐことができる

・パワーアンプ非搭載型…ラインでの使用のみ

このページの一番下にリンクを貼っております。

Kemperってなにができるの?

ものすごく噛み砕いて書くと「世の中のすべてのアンプの音を出せるアンプ」です。

写真はヘッド型

プロファイリングという技術を使って、アンプ、キャビネット、音を拾うマイク、真空管、ケーブル、それぞれのコンディションなど、すべてを再現してしまいます。

とんでもないですね、、、

プロファイリングってなに?

プロファイリングはKemper最大の特徴です。

アンプとキャビネットの組み合わせの前にマイクを立てて、特殊な信号を利用してそのままの音を取り込む作業のことです。

Kemper社の独自技術で、アンプのクローンを作るイメージになります。

Rigってなに?

プロファイリングで取り込まれたプリセットをKemperでは「Rig」と呼びます。

このRigが個人で作成出来て、世界中で共有されているところもKemperの大きな魅力です。

アプリを利用してRigを探せば、自分が見たこともないようなアンプの音も鳴らすことが出来ます。

高級アンプやプロのギタリストが作った音をそのまま使えるのです。

エフェクトも内蔵

世界中の高品質なエフェクトも内蔵されています。

コレだけでギターの音作りが全て完結出来るということになります。

別売りのフットコントローラー(Profiler Remote)もあるので、そのままライブでも使えてしまいます。

FractalやHelixとの違い

Kemperとよく比較されるアンプとして「Fractal Audio Systems」と「Line6 Helix」があります。

ジャンルとしてはギタープロセッサーとかアンプシミュレーターとかモデリングアンプとかいろんな言われ方しますが、明確な定義はありません。

FractalやHelixにもいくつか種類があります。

どれも素晴らしい機材で自分も非常に迷いましたし、お金があれば全部欲しいくらい、、、

この3機種は、開発された思想が違うので、根本的な違いがあります。

プロファイリングはKemper社の独自技術なので、どちらもプロファイラーではなくシミュレーターです。

Fractal Audio Systems

Fractalには以下のような特徴があります。

・大容量DSP(処理能力が高い)でプロ仕様の音作りが可能

・ラックマウント式

・かなり細かな音作りができる

・価格が高い

少し前までプロの現場には沢山のラックが組まれていましたが、あれが全て搭載されているイメージです。

自分でゼロから細かく音を作り込みたい人にはFractalがおすすめ。

流石にお値段は高い、、、

Line6 Helix

Line6のHelixは以下のような特徴です。

・プレイヤー目線で作られておりライブ向き

・マルチエフェクターのような使用感

・コスパが良い

ライブで使うことが多いのであれば、こちらがおすすめです。

フロアモデルだと普通のマルチエフェクターのように使えますし、低価格の簡易版もあります。

Kemperのデメリット

機能面でのデメリットとしてはオーディオインターフェイスは内蔵していません。

また、「自分でアンプで好みの音作りをして取り込むのがKemperの魅力だ」と考える場合はちょっと難しいです。

アマチュアでいろんなアンプやキャビネット、マイクやケーブルを揃えることができる人はなかなかいないと思います、、、

どういう人がKemperを買うべき?

アナログアンプ志向での生々しい音が好きな人はKemperが一番の選択肢になると思います。

プレイヤーでもあり、DTMでギターを録る人にとっては非常にバランスが良いです。

まとめ

今回はKemperの概要について解説しました。

とんでもないモンスターアンプです、、、

色々言い訳できない時代になりましたね、、、練習しよ、、、

・ヘッド型(パワーアンプ搭載)

・ヘッド型(パワーアンプ非搭載)

・ラック型(パワーアンプ搭載)

・ラック型(パワーアンプ非搭載)

・Kemper Profiler Stage

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