デザイナーになりたいんだけど、DTPデザイナーって何なんだろう
デザイナーといっても色々あるよね。今日はDTPについて説明するね。
DTPって何だろう?デザインとはちがうの??どうすればなれるの?という疑問について、DTP業界で働いていた経験をもとに解説いたします。
DTPとは?
DTPは「Desktop Publishing(デスクトップ パブリッシング)」の略です。
よくある説明としてはウィキペディアでは「卓上出版」とありますが、なんだか分かりませんよね。
要は紙媒体のデザインをパソコン(Macが主流)でつくること。
雑誌とか広告とかパッケージとか色々。
これくらいの認識で良いと思います。
実際はDTPとかデザインの業界にいる人の認識はこんな感じです。
「いや、印刷まで含めるだろ!」とか「プリプレス(※1)までだろ!」とかご意見はあると思いますが、これからデザインとか勉強したい方はデータ作成〜納品するところまでのイメージで大丈夫です。
※1 : プリプレス…印刷機にで使用する版と呼ばれるものを作成する印刷直前の段階
DTPオペレーター、DTPデザイナー、グラフィックデザイナーの違い
こちらも線引が非常にあいまいなので、経験上での使い分けを以下にまとめます。
■グラフィックデザイナー
これは文字通りデザイナーです。ゼロからデザインをつくるひと。
■DTPオペレーター
デザイナーが作成したラフアイデアをもとに印刷会社へ入稿する最終データを作り込むひと。
責任範囲はまちまちですが、データ作成はもちろん、校正(文字などのチェック)や印刷の知識には精通している必要があります。
■DTPデザイナー
小さい会社や安価な案件ではデザイナーを兼ねる場合が多く、この場合は「DTPデザイナー」と呼ばれることが多いです。
クリエイティブなデザイナーを目指している場合でも、DTPオペレーターからスタートする道もありますね。
テレビや雑誌に出るような有名デザイナーの方は最初から大手デザイン事務所に入るのだと思いますが、一般企業でデザイン部門があるところもあるので、これから目指す方は色々な可能性を探ってみると良いと思います。
大きい会社だと有名なデザイナーと仕事する機会もあるので、意外と近道になるかもしれません。
DTPデザイナーに求められるスキル
なにはともあれ
IllustratorとPhotoshop
これは必須です。
ほとんどの会社ではIllustratorを使用する割合が一番高いです。
いわゆるレイアウトをするソフトですが、1枚もののチラシやポスターなどを作成するのに向いています。
Photoshopは会社によりますが、最低限の基本操作はマスト。
画像加工ソフトです。
会社によっては使用頻度が高くない場合もありますが、「簡単な色や明るさ調整、画像の切り抜き、適正サイズへの変換」などは最低限覚えておきたいところです。
その次がIn Design
組版という雑誌などをつくることに特化したソフトですね。
雑誌やパンフレットを作成する会社であれば使用頻度はかなり高く、InDesignを使用出来ると入れる会社の幅がかなり広がります。
(※ちなみにここまで書いたソフトはすべてAdobeという会社のものです)
個人的なおすすめは、初歩の初歩だけ覚えて、「少し使えればOK」みたいな会社に入り込み、仕事しながら覚える。
正直IllustratorもPhotoshopも仕事しながら覚えることの方が多いくらいです。
どんなに独学で覚えても、実際仕事で覚える質と量にはかなわないし、その会社や業界独特のルールも多いです。
使用する主なソフトウェア
・Illustrator…レイアウト用ソフト。ほとんどの会社で一番使用頻度が高い。
・Photoshop…画像編集ソフト。頻度はまちまちだが、最低限の知識は必須。
・InDesign…ページ物作成ソフト。
まとめ
DTPはMacで紙媒体のデザインをつくること。
DTPオペレーターはデザインデータを細かく作り込むひとだけど、多くの場合デザインすることも求められる。
必要スキルはAdobeの各種ソフトですが、一度会社に入って経験積むのが一番はやい(気がする、、、)
いずれにしてもとても面白い仕事だと思いますし、興味ある方はチャレンジする価値あると思います!
以上、最後までごらんいただきありがとうございました!!
コメント
コメント一覧 (2件)
[…] 関連記事 【デザイン業界を目指す方へ】DTPって何? DTPオペレーターとデザイナーの違いは??) […]
[…] 関連記事【デザイン業界を目指す方へ】DTPって何? DTPオペレーターとデザイナーの違いは?? […]