ギタリスト向けの音楽理論講座を初めてみます。
DTMやってる方にも役にたつような内容にできればと思っております。
初心者から少し弾けるけど途中で挫折したという方向けのレベルでスタートします。
ギターをはじめたけどコピーから抜け出せないんだよね
理論を覚えると作曲とかアドリブとか世界が広がるよ
ということで、まずは「度数」について。
度数の理解が深まると、コードの丸覚えから抜け出せるし、後々効率的に理論の学習を進められます。
是非度数を理解して初心者脱却しましょう!
度数ってなに?
度数は「音程の単位」です。
音程は「音と音の離れ具合」という認識で大丈夫です。
度数の数え方
基準の音(ルートと呼ばれます)から離れていくと、「2度、3度、4度…」となっていきます。
ルートを数字で表すと0ではなく1です。
1オクターブ上のルートは8度となります。
度数から覚えることをすすめる理由
度数を理解すると、コードやスケールを非常に効率的に覚えられます。
「コードってこういう理屈でできているのか」というのを理解しないと、丸覚えするしかなくて、これ正直苦しいです。
効率よく構造で覚えましょう。
コードの丸覚えから脱却しよう
例えば「Cメジャーのコードはわかるけど、Cm7(マイナーセブン)を忘れた」となったとき、丸覚えしているとコードブックを開くしかないです。
度数とコードの関係を知っていると3度を左にずらせばマイナーになって、7度を足せばCm7が出来上がるというふうに理解出来るようになります。
複雑なテンションコードが出てきてもadd9ってことは「多分9度を足すんだろうな」とイメージ出来ます。
細かいことを書くと色々あるのですが、まずはこのくらいの認識から始めましょう。
Cメジャースケールにおける度数
それでは具体的にCメジャースケールで度数の考え方を見てみましょう。
スケールは音階のことです。
(※スケールの話は長くなるので別途記事にします)
Cメジャースケールはドレミファソラシドのこと。
ピアノの白鍵盤のみです。
ギタリストの場合はCDEFGABの方が分かりやすいですね。
5弦の3フレットを基準にすると以下のような並びになります。
これは見たことがある人多いのではないでしょうか。
これを5弦だけで並べてみましょう。
このようになります。
鍵盤に置き換えると1フレット間が空いているところが黒鍵盤が無いところです。
間が空いているところ(黒鍵盤部分)はそれぞれC#、D#、F#、G#、A#となります。
それぞれC#はD♭、D#はE♭、F#はG♭、G#はA♭、A#はB♭という風にあらわすこともできます。
音楽の授業で習ったとおり、#(シャープ)は半音上、♭(フラット)は半音下のことです。
音は12個だけ!
これを度数で書いてみます。
急にMとか出てきましたね。
そして、数字については、「2nd、3rd、4th、5th、6th、7th」のように読みますが、ここでは書ききれないので数字だけで表記してます。
間の音も埋めてみましょう。
大文字のMは「メジャー」をあらわします。
小文字のmは「マイナー」です。
「♭5th」だけ、♭(フラット)が出てきてわけわかりませんよね(笑)
メジャーやマイナー、5度のところだけフラットになる理由などは別途説明します。
音楽って数え切れないほどの曲が存在してるけど、12個の音(上の指板の丸の数)だけで出来ているのです。
ちょっと気楽になりませんか?
まとめ
・度数とは音程の単位
・音程は音と音の離れ具合
・スケールは音階
・度数を覚えるとコードやスケールを効率的に覚えられる
・音は全部で12個しかない